幻のヤムイモ「トゲドコロ」とは

  • ヤムイモは昔から滋養強壮など健康によい食べ物として知られており、漢方では山薬と称されています。わが国では、ナガイモ、ツクネイモ、イチョウイモ、ダイジョ、ジネンジョなどが良く知られています。
  • トゲドコロ(学名 Dioscorea esculenta)は沖縄などで生育するヤムイモの一種です。濃厚なコクと甘味のあるとてもおいしいイモですが、寒さに弱くまた手間がかかることから栽培量は非常にわずかであり、現地でも知る人の少ない、まさに幻のヤムイモです。
  • タカラバイオは、このトゲドコロの機能性研究を行い、トゲドコロが他の食用ヤムイモには見られない“ヤムスゲニン®(ジオスゲニン配糖体)”という成分を多く含んでいることを確認し、さらにトゲドコロが抗疲労作用を有することを明らかにしました。
トゲドコロは冬に収穫を迎え沖縄のお正月料理などとして食されています。トゲドコロは現地ではクーガイモとも呼ばれ、食べると元気になる、精がつく、疲れにくくなるなどの言い伝えがあります。

「トゲドコロ」に含まれるヤムスゲニン(R)(ジオスゲニン配糖体)

数多くの食用ヤムイモを対象にジオスゲニン量を測定した結果、沖縄の一部の地域でのみ栽培されているトゲドコロがジオスゲニンを多く含んでいることを確認しました。ジオスゲニンは性ホルモンの中間体、DHEA (Dehydroepiandrosterone)と類似した構造をもち、近年、滋養強壮作用との関連が研究され始めている成分です。
トゲドコロ中では、ジオスゲニンは糖が結合した状態で存在しています。タカラバイオはトゲドコロに含まれるジオスゲニン配糖体を“ヤムスゲニン®”と名づけました。
第 60 回日本栄養・食糧学会大会 (2006) (タカラバイオ発表)

「トゲドコロ」の抗疲労作用

マウスに7日間トゲドコロを飼料に混ぜて与えました。
その後、おもりを負荷した強制水泳実験を行いました。
その結果、トゲドコロによって水泳時間の延長が認められました。
なお、このような作用はジネンジョでは認められませんでした。
第 61回日本栄養・食糧学会大会 (2007) (タカラバイオ発表)

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