「トゲドコロ」の加齢性の筋肉減少に対する作用

ヒトの筋肉は20代以降、徐々に減少してゆきます。この筋肉の老化現象はサルコペニアとも呼ばれ、様々な疾病の発症原因として注目されています。

筋肉は全身で最もエネルギーを消費する臓器です。筋肉量が減少し基礎代謝が下がっている状態で同じ食生活を続けると、肥満になりやすく、生活習慣病のリスクが高まります。
また、加齢によって筋肉量が減少し筋機能が低下すると、転倒や骨折につながり、寝たきりのリスクも高まります。
このため、日頃から適度な運動を行い、加齢による筋肉の減少を防ぐことが重要です。

動物実験 老化による筋肉減少モデルにおけるトゲドコロの影響 1

加齢マウス(48週齢)に標準飼料またはヤムスゲニン®(ジオスゲニン配糖体)を含むトゲドコロエキスを0.5%標準飼料に混ぜて投与しました。また、運動群には、標準飼料を与えながら、週に3回トレッドミルによる軽い運動を行わせました。
そして、8週間後、筋肉や脂肪を摘出し重量を測定しました。

加齢マウス(対照群)は若齢マウス(18週齢)と比較して、骨格筋(腓腹筋・平目筋)の重量が減少していました。 運動群およびトゲドコロ群ではこの筋肉量の減少が抑えられていました。
以上のことから、トゲドコロ摂取は、運動しなくても軽度の運動と同程度に加齢による筋肉の減少を予防できる可能性が示されました。

腓腹筋および平目筋は、ふくらはぎの筋肉です。
一般に、腓腹筋は速筋と呼ばれ瞬発力に関わり、平目筋は遅筋と呼ばれ持久力に関わると言われています。

また、加齢マウス(対照群)は、試験期間中に体重増加が認められましたが、運動群およびトゲドコロ群ではこの体重増加が抑えられていました。加えて、加齢マウスの対照群では、若齢マウスと比較して脂肪重量が増加していましたが、運動群およびトゲドコロ群では、脂肪重量の増加が抑えられていました。
以上のことから、トゲドコロ摂取は、運動しなくても軽度の運動と同程度に加齢による肥満を予防できる可能性が示されました。

本研究成果はJST 研究成果最適展開支援プログラムA-STEP(シーズ顕在化)の支援を受け、京都府立医科大学との共同研究により得られたものです。

動物実験 老化による筋肉減少モデルにおけるトゲドコロの影響 2

老化促進マウス(SAM P1)に標準飼料またはヤムスゲニン®(ジオスゲニン配糖体)を含むトゲドコロエキスを0.5%標準飼料に混ぜて投与し、週に3回トレッドミルによる軽い運動を行わせました。10週間後、筋肉を摘出し重量を測定しました。比較として、正常マウス(SAM R1)を用いました。

老化促進マウスは、正常マウスと比較し骨格筋(腓腹筋・平目筋)の重量が減少していました。運動はこの筋肉量の減少を明らかに抑制しました。さらに、運動とトゲドコロ摂取を組み合わせることで、筋肉減少の抑制効果が強まることが示されました。
このことから、トゲドコロ摂取と軽度の運動は加齢による筋肉の減少を効果的に予防できる可能性が示されました。

腓腹筋および平目筋は、ふくらはぎの筋肉です。
一般に、腓腹筋は速筋と呼ばれ瞬発力に関わり、平目筋は遅筋と呼ばれ持久力に関わると言われています。

本研究成果はJST 研究成果最適展開支援プログラムA-STEP(シーズ顕在化)の支援を受け、京都府立医科大学との共同研究により得られたものです。

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